真夜中

眠れない。

もう布団に入って2時間が経った。全然眠れない。私は普段布団に潜っておやすみ3秒なのだが、たまに寝つきがすこぶる悪くなることがある。そういう時は決まって予定がある日で、もうほんとに勘弁してほしい。寝ろよ、私。いっそ気分転換に漫画でも読もうと思い、読んでたらこの時間だ。ほんとに寝ろよ、脳。そもそも今日は昼の2時過ぎに起きので、眠れないのも無理はない。何で朝は眠いのに夜は眠くないのか。永遠に謎である。


うーむ、そういえば私はいちばん真夜中の時間帯が好きだ。もし時間が止まってしまうなら真夜中が良い。この時間帯はほとんど皆寝静まっている。それが私の心を無性にワクワクさせてしまうのだろう。だから夜は眠くないのではないか。



朝は嫌いだ。だって何かを始めなければならない。夜になればもう、することがない。寝るしか、ない。そんな状況で馬鹿正直に寝るやつなんているものか。夜は好きな音楽を聴いて、酒を飲みながら好きな本を読む時間だ。私のこの時間を奪うな、馬鹿者。



こんなことを考えながら思春期を超えたので、いっとう真夜中と親しくなってしまった。いつも真夜中とお別れする時は悲しい気分になる。楽しい時間が終わるからだ。だから、別れる前に寝る。そうすればまた会える。ん、4時30分か。早く寝ないと真夜中とのお別れをこの身をもって感じなければならなくなる。早く寝よう。おやすみなさい。