読む

私は読書が趣味だ。


一応、自己紹介の時にはこういうようにしている。「私は家で一人でモノマネ大会をしたり、大音量でEarth,wind&fireを流して踊りながら食器を洗ったり、何の意味もテーマもない絵を描くことが趣味です。」とか言い出しても怖いだろう。こわい。


本を読むのは好きだ。もともと漫画が好きなのでまぁ、本も読んでやろうかな、てな感じだ。だから難しい文体のものは読めない。苦手だ、とかではなく。読めない。国語の授業でも小説を読むのは好きだったが、小論文とやらを読んだり書いたりするのは本当にめんどうだった。


とくに哲学の話とかを専門家のお偉い先生が書いている文はほんとに読めなかった。意味が理解出来なかったし、たぶんこれを書いた先生も私みたいなボンクラ学生に向けて書いたのでは無いからまぁお互い様だ。



ひとが書く文章は食べもののように思える。中身のない、ただ面白いエッセイは駄菓子。内容は理解出来なくとも美しい語彙で紡がれている小説は金平糖。そんな具合に。そのため、活字に関してはとんでもない偏食ぶりを見せてしまう。まぁ、全部わたし一人の世界の話だから、これでいい。うん。これでいいのだ。